トピックス
桜島・錦江湾ジオパークPR映像を公開しています!
天草ジオパークにご協力いただき、陶器市を開催しました!
桜島・錦江湾ジオパークの拠点施設、桜島ビジターセンターにて、今年のゴールデンウィーク期間中に「ミニ陶器市」を開催しました!
毎年佐賀県で開催されている「有田陶器市」に時期を合わせて、桜島や鹿児島の素材を使用した陶磁器を展示の他、陶磁器の原材料となる『天草陶石』を天草ジオパークより提供していただき、双方のジオパークの紹介と一緒にお客様にご覧いただきました。
ジオパークのネットワークを活用し、より充実した展示内容となりました。天草ジオパーク様、ご協力ありがとうございました!
![]() 桜島ビジターセンターGW特別企画・ミニ陶器市 |
![]() 桜島・鹿児島の陶磁器の展示 |
![]() 天草ジオパークにご提供いただいた 天草陶石 |
![]() 天草ジオパークの紹介 |
第33回「気軽に学ぼう!ジオ講座」を開催しました。
4月20日(木曜日)に、29年度の初回となる「気軽に学ぼう!ジオ講座」を実施しました。
今回の講座では、多種多様な生き物がお互いにつながり、影響しあって個性豊かなに生命を育んでいる「生物多様性」について学ぶことで、私たち人間もこのつながりの一部として、自然や他の生き物と共に暮らしていることを考える良い機会となりました。
また、『かごしま自然百選~気づき・考え・つなごう 恵み豊かな自然~』の中からピックアップした自然環境について説明いただくことで、現在の自然を見つめなおし、その魅力を深く知ることができました。
「かごしま自然百選」とは?
市民の皆さんから応募いただいた、将来に残したいと感じる自然の中から、自然のすばらしさが多くの人に伝わり、将来に残したいと感じさせる自然で、地域住民に親しまれていること、景観が優れていること、希少野生動植物の生息・生育地であること、文化財等として評価されていることなどの特徴を評価し、100箇所選定されています。
【次回】第34回「気軽に学ぼう!ジオ講座」のお知らせ
日 時:平成29年5月18日(木曜日)19:00~21:00
場 所:鹿児島市みなと大通り別館6階(ソーホーかごしま)
講 師:内山 伸明氏(鹿児島市文化財課)
テーマ:遺跡から学ぶ鹿児島の歴史
ハンタンガンジオパークとの交流を行いました。
第32回「気軽に学ぼう!ジオ講座」を開催しました。
3月16日(木曜日)に、3月の「気軽に学ぼう!ジオ講座」を実施しました。
今回の講座では、通常の講義形式と少し雰囲気を変えて、桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会事務局員 古殿紀章氏による防災カードゲーム『クロスロード(桜島火山対策編)』を行いました。
『クロスロード』とは、カードを用いたゲーム形式による防災教育教材です。
ゲームの参加者は、災害時に遭遇すると考えられる様々な事例に対し、YesかNoで自分の考えを示して、参加者同士で意見交換を行います。それぞれの課題には、模範解答はありませんが、少数派の意見を共有し、新たな気づきを得るゲームとなっています。
参加者の皆さんは、熟知した上で次の行動を選択し、どうしてそのように思ったのか、活発に議論してくださいました。また、グループによって、少数派の意見が大きく異なり、様々な意見交換が行われていたのも大変印象的でした。
今回、参加してくださった方の意見を参考に、問題や手法などブラッシュアップしてゆきたいと思います。
【次回】第33回「気軽に学ぼう!ジオ講座」のお知らせ
日 時:平成29年4月20日(木曜日)19:00~21:00
場 所:鹿児島市みなと大通り別館6階(ソーホーかごしま)
講 師:吉満正明氏、中島優氏(鹿児島市環境保全課)
テーマ:かごしま自然百選
第31回「気軽に学ぼう!ジオ講座」を開催しました。
2月16日(木)に霧島ジオパーク推進課 石川徹氏によるジオ講座「霧島ジオパークの魅力」を実施しました。
火山のある環境に棲息する植物の面白さやエリア内の温泉の泉質の違いを説明いただきました。
また、鹿児島で焼酎が生産されている理由を、ジオの観点から説明していただきました。
最後に、「ジオパークとは?」との問いに、ご自分の考え方をご教示いただきました。
【次回】第32回ジオ講座のお知らせ
日 時 : 3月16日(木) 19:00~21:00
場 所 : 鹿児島市みなと大通り別館6階(ソーホーかごしま)
講 師 : 古殿紀章氏(鹿児島市ジオパーク推進室)
テーマ : 防災ゲーム「クロスロード(桜島火山対策編)」
災害対策をテーマにしたカードゲームで、楽しく学びましょう。
第30回「気軽に学ぼう!ジオ講座」を実施しました。
小学校6年理科「大地のつくりと変化」単元の出前授業
桜島・錦江湾ジオパークでは、開発した学習指導案に沿って、『桜島の火山灰』を用いた実験や、約100年前の大正噴火(1914)を想定した防災学習など出前授業を実施しています。
今年度は、これまで鹿児島市立草牟田小学校3クラス(93名)・鹿児島市立大小学校1クラス(33名)、鹿児島市立西田小学校3クラス(90名)において、出前授業を実施しました。
☆ 子どもたちからは、このような意見を頂きました。
・火山の爆発の歴史について調べてみたい。
・噴火前の前兆現象や噴火後の現象を知って、こわくなった。
・噴火は、なるべくおこらないでほしい。
・今日の実験を妹と一緒にやってみたいと思った。
・もっと桜島を調べたいと思った。
・実験が楽しかった。そして、火山灰を初めてみたけど、きれいだった。また見たいと思いました。とても楽しかったです。ありがとうございました。また、ジオパークにも行ってみたいです。
鹿児島は、火山灰を頻繁に噴き出す桜島があるからこそ、教科書以上の顕微鏡観察ができる場所です。そして災害に強くなることについても学ばなければなりません。
出前授業は随時受け付けております。お申込は、鹿児島市ジオパーク推進室までご連絡ください。
外国人の皆さんにジオの魅力を紹介しました!
平成28年11月17日、(公財)鹿児島県国際交流協会が開催する「にほんごサロンおしゃべりひろば」にて、
桜島・錦江湾ジオパークの国際推進員がジオパークの魅力についてお話をしました。
「にほんごサロンおしゃべりひろば」とは、鹿児島にお住いの外国人を対象にしたイベントで、毎月様々なテーマの講義を聞いた後、テーマに関するフリートークを楽しむイベントです。
今回は、「ジオパーク(桜島・錦江湾)」というテーマでお話をさせていただきました。参加者は、フィリピン、アメリカ、韓国、マレーシアといった様々な国にゆかりのある方々で、推進員による桜島や錦江湾、ジオパークに関するお話に、熱心に耳を傾けてくださいました。
また、後半のフリートークでは、参加者方の国にどのような火山や自然があるか、これまで桜島やその他の火山に行ったことがあるかなど、楽しく会話をしました。
外国から来られた参加者の皆さんは、鹿児島に来た当初は、活火山があまりにも人々の生活圏から近いことが、
とても大きな驚きだったようです。また、最近鹿児島に来られたばかりの参加者からは、「ぜひ、ジオパークの人に案内してもらって、皆で桜島に行きたい!」という嬉しいご提案もありました。
桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会事務局は、町内会やコミュニティ団体などに出向き、桜島や錦江湾、ジオパークに関するお話をする取り組みを進めています。お気軽にお問い合わせください。
参加者の皆さんが、推進員の話を熱心に聞かれています。 |
フリートークでは、様々なお話をしました。 |
フリートークで話し合った内容を発表します。 |
集合写真 |
「小学校6年理科「大地のつくりと変化」単元の出前授業」草牟田小学校で実施しました!(平成28年10月6日と7日)
平成28年10月6日と7日に、草牟田小学校の6年生の理科の単元において、桜島・錦江湾ジオパークの出前授業を行いました。
内容は、「わんかけ実験(パンニングとも呼びます)」。この手法は、採取したサンプル(土や砂など)を水で洗浄し、必要な「鉱物」を取得するための方法です。研究者もサンプルを取得すると、第一段階でこの手法を使います。鹿児島市が採用する 『新編 新しい理科6 (東京書籍)』の106-107ページに掲載されています。とても簡単な実験ですが、地学を学ぶには、とても大事な実験です。
この授業で使ったサンプルは、児童の「家の土」「登下校時に道端に落ちている砂」「小学校のグラウンドの土」。児童にとって、日常ありふれた土や砂を使いました。白いお皿に土をティースプーン一杯ほど入れ、水を入れて「ゴリゴリ」と土を洗います。その結果でてきた鉱物を顕微鏡(実体鏡)でのぞくと、宝石だらけ(斜長石やかんらん岩、磁鉄鉱などが観られました。輝石?新鮮なマグマのように見えた鉱物もありました)。
その後の感想文で、専門的立場から興味深かったのは、児童たちが、「鹿児島」=「火山灰」=「キライ」=「鹿児島はイヤ」という法則があるように受け止められたことです。ただ、今回の授業で、児童たちの「火山灰」に対する価値観は、圧倒的に変わり、「イヤ」から「興味深い鉱物の集合体」になった児童が多く見受けられました。
草牟田小学校の児童、先生たちと一緒に今回の授業を楽しむことができました。
【学習指導案】20151130_学習指導案_わんかけ実験Ver5 (2015年度のJpGUや日本海洋学会等で桜島・錦江湾ジオパークが発表した学習指導案です。ダウンロードができます)