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第18回「気軽に学ぼう!ジオ講座」

2016.01.21

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平成28年1月21日に、第18回「気軽に学ぼう!ジオ講座」を実施しました。

日にち 平成28年1月21日(木曜日)
時間 19時から21時
場所 ソーホーかごしま会議室
タイトル 『画家達が見つめた桜島』
講師 松下幸男氏(鹿児島市立美術館学芸係長)
参加者 20名

今年、最初の「気軽に学ぼう!ジオ講座」です!

地形・地質だけでなく、防災や歴史、文学、絵画など様々な分野から桜島や錦江湾を学ぶ講座を、毎月第3木曜日に開催しています。

今回のテーマは、アート。松下幸男先生(鹿児島市立美術館学芸係長)に『画家たちが見つめた桜島』と題して、お話しいただきました。

「江戸時代から明治・昭和、そして現代までの絵画に対する社会の考え方の変化」や、「画家たちが絵画にこめた思い」に注目して、鹿児島市立博物館に所蔵された作品も含め、「桜島」を題材にした絵画や画家たちをご紹介いただきました。

鹿児島の名所を紹介する代表作品に、江戸時代後期に薩摩藩がその領内の地誌や名所をまとめた『三国名勝図会』があります。記録画(ガイドブック?)の要素が高い内容になっています。どの流派による作品かの説明はありませんでしたが、江戸時代までの絵は、流派の「伝統」「画法」「技術」を守った、また遠近法などの手法が用いられない「のっぺりとした絵」が主流だったとのことです。実物を見ずに風景画を描くことも多々あったそうです。

画家たちが流派を破ったのは、明治に入ってからとのこと。西洋へ留学する画家たちも増え、それまでの日本画に海外の風が吹き込みます。画家たちは、自身の思いを描き始めました。油絵ながらどこか日本画の雰囲気を残す床次正精の桜島、や日本画ながら西洋の絵画技法も用いた江口暁帆の桜島、など桜島は様々な画法で描かれていきます。

「湖畔」で有名な鹿児島出身の黒田清輝は、帰郷の際、大正3年噴火(1914)に遭遇します。桜島が変化する様子を6枚の作品として残し、同時に日記も残しました。これら作品は、黒田が初めて発刊した画集に掲載しており、のちに同郷の地震学者の今村明恒氏に贈答したそうです(現在は、鹿児島市立美術館が所蔵)。「今村明恒」は、東京大学に地震研究所を設立した先生です。

今回のジオ講座も大変興味深いものでした。

毎月第三木曜日は、ジオ講座の日!講師の先生方は、私たちの「桜島・錦江湾」に新しい価値をつけて輝かせてくださいます。

次回も楽しみですね。

【会場】ソーホーかごしま会議室(鹿児島市易居町1番2号 鹿児島市役所みなと大通り別館6階) 【参加費】無料です。

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