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シリーズ「桜島(火山)と温泉」~第1回温泉とは。

2018.08.14

         夏こそ! 火山の恵み 温泉だ!
    大自然との一体感! 青い海と青い空を満喫して
        ミネラルたっぷりの海の温泉で、夏の疲れを癒そう!
             温泉って、いいですね! 

 今回は、4回シリーズで桜島・錦江湾ジオ・パーク内にある温泉についてご紹介いたします。
第1回目は「温泉とは」、第2回目は「火山と温泉」、第3回目は「桜島の温泉」、第4回目は「鹿児島市街地の温泉」の予定です。第1回目の「温泉とは」は、話が多少堅苦しいかもしれません。

1.【温泉とは?】
(1) まず、温泉の定義は
   温泉は法律で定義づけられています。(温泉法:昭和23年7月10日施行)      
  温泉とは、地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気、その他のガスであり、*①温度は25℃以上で、
  *②温泉1kgに対して、溶存物質(イオン)が一定以上溶け込んでいるものをいいます。

(2) 次に、温泉ができる条件は、
   地球科学的な観点での温泉の成立要件があります。
  ① 水源の存在  ② 熱源の存在  ③ 水(流体)の通路の存在 の 3条件です。

  ①  水源はほとんどが天水(降水)による地下水です。
  ②  熱源は浸透した天水(降水)を温める熱源の違いによって、「火山性温泉」「非火山性温泉」
    に分けられます。
   ア) 「火山性温泉」とは、火山地帯の地下10Km付近に存在する「マグマだまり(温度1000℃
     程度)」を熱源とする温泉です。
   イ) 「非火山性温泉」とは、地球の中心は6000℃の温度があり、地球内部から運ばれてくる熱
     を熱源とする温泉です。深さ100m毎に3℃上昇します。火山とは直接関係がありません。
  ③  水(流体)の通路の存在
    断層などによって土地の割れ目の岩石に、天水が浸透したり、地下の温水が上昇できる
    ような通路が形成されていなければいけません。

  以上の3条件を満たす場所に温泉が存在します。探査し、掘れば、温泉が湧く可能性が高いです。 
     *①  25℃以上のものを「温泉」といい、25℃未満のものを「冷鉱泉」といいます。
       さらに、25℃~34℃未満を「低温泉」、34℃~42℃未満を「温泉」、
                    42℃以上を「高温泉」といいます。
     *② 溶存物質(イオン) が1000mg/kg以上のものを「塩類泉」、1000mg/kg以下のものを                                     「単純温泉」といいます。また、溶け込んでいる陰イオンの種類によって、塩化物泉、
                   炭酸水素塩泉、硫酸塩泉と呼ばれています。

  次回は、「火山と温泉」の中で火山性温泉のメカニズムについて見てみます。

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