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桜島・錦江湾ジオパークエリア内に新名所が誕生しました

2022.03.14

桜島を眺める新しい登山ルートに行ってきました。

まだ正式に登山ルートとして開通してはいないのですが、
許可を頂いて調査に行ってきました。

場所は、早崎・咲花平(はやさき・さくはなだいら)。
桜島の眺望が素晴らしいルートが整備されています。

桜島から自動車で大隅半島までわたって、海潟展望所を過ぎて駐車させてもらいました(青い点)。その後、徒歩で山頂に向かいます(赤い点)

桜島を東側に行くと、自動車でそのまま大隅半島に至ります。
桜島と大隅半島の境は、瀬戸(せと)と呼ばれ、
1914年(大正時代)に溶岩によって閉ざされた海峡がありました。
この瀬戸海峡の大隅半島側は、
江戸時代より前には要塞が築かれたほどの断崖絶壁となっています。

地元の人は、この絶壁を
“さっかびら”と呼び、
“咲花平”または“散花平”と書きます。「咲く花びら」と「散る花びら」で、
全く逆の意味合いの地名ですが、
その名前の由来を聞くと納得がいき、
見える景色も違ったものに映るでしょう。

詳しくは「早崎・咲花平」→
https://matsureki.com/bunka1/

さて、先日
そんな『さっかびら』を、たるみず山岳会がルート開拓をし、整備が完成したと情報がありました。
鹿屋の作家さんで郷原茂樹さんが尽力されてこの開拓が実現しました。

とても丁寧に登山道の整備をされたようです。
真新しい登山道を通り、鬱蒼とした森林を抜けると、頂に達します。
咲花平の頂からは視界が通り、
今まで見ることの出来なかった新たな桜島を発見することができます。

雄大な桜島を写真をパシャリとしました。
今までは空撮でしか見られなかったような桜島がそこにあります。

咲花平から桜島を望むと、大正溶岩 が一面に広がります。

正面には 大正溶岩 が一面に広がる様子。
溶岩皺 に張り付いた松の分布。

ぽっこりと口を広げた タフリング (鍋山)も綺麗に見ることができます。

視線を麓のほうに向けると、鍋山(タフリング)がポッコリと。

今後、きっと素晴らしい観光スポットになる事でしょう。
「必要なだけ手を加えて自然との共生ができるような観光地になってほしい」と、たるみず山岳会の皆さんはおっしゃっています。

火山と人と自然のつながり 6つのストーリー
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